こんにちは、Nariです。
と悩んでる人へ。
写真の雰囲気を劇的に変化させることができるアイテム【カラーフィルター】の使い方を解説します。
まず最初にざっくり結論!
おすすめカラーフィルター
使い方
ストロボにつけるだけ!
それでは詳しく解説していきます。
背景へのカラーフィルターの効果
カラーフィルターを使う事でどのような変化が起きるのかをハコスタジアム大阪のブースを利用して紹介します。
カラーフィルターが無い時
天井にストロボを1つ設置して撮影しています。非常にシンプルな写真ですね。
コスプレ撮影において、世界観やキャラのイメージカラーを写真に表現する事を求められます。
その為に必要なアイテムがカラーフィルターです。
カラーフィルターを1つ装着
青のカラーフィルターを装着したストロボを天井の左側にある電球の後ろに設置しました。
さっきと違って、青と白が入り混じる独特な世界観が表現されたように見えます。
カラーフィルターを2つ装着
右側のストロボにオレンジのフィルターを装着したパターンです。
オレンジが入る事でさらに独特な世界観が表現されています。
3枚を見比べてわかるように、カラーフィルターがあるだけで、表現の幅がかなり広がります。
実践編①背後の壁にカラーフィルター
それでは実践編です。
今回は背景に少し色を付けたい場合の使用例です。
使用したストロボは2つです。
①モデルの上半身
②背景の色付け(青色フィルター装着)
背景用ストロボの設置個所
背景用のストロボは床に直置きし、上向きに設置しています。
ストロボの向ける角度によって、光が影響する範囲が変わるので、好きな雰囲気が出るようにしましょう。
もちろん、クリップやスタンドを使用して横や、上から光を出しても良いですね。
後方からのカラーフィルターの効果
昼間だと明るいエスカレーターブース。
暗くカッコ良く撮りたいですよね?
自然光が邪魔なので、なんとかする為にはカメラの設定とストロボの使い方が重要です。
カメラに向かって逆光気味にストロボを設置する
これだけで十分にかっこよくなりましたね。
ただ、このままではまだ背景が明るすぎるので、カメラ設定とストロボの出力を変更します。
変更後
- シャッタースピード1/250
- 絞りF5.6
- ISO100
- ストロボの出力を上げる
かなりかっこよくなりましたね。
あとは実際にコスプレイヤーさんに座ってもらって、顔用のライトを設置するも良し、シルエット撮影をするのも良しです。
実践編②後方からのカラーフィルター
コスプレイヤーの背中に向かってカラーフィルターを装着したストロボを照射します。
そのキャラのイメージカラーなどを当てることで、よりキャラの世界観を表現する事ができます。
カラーフィルター使用時の注意点
やりすぎない!
カラーフィルターを使うとかっこ良い写真が撮れます。
ただ、使い過ぎには要注意です。色がドーン!派手でパキーン!なので良いんですが、シンプルな写真の方が良い時もあります。
この辺りはコスプレイヤーさんと相談しましょう。カラーフィルターを使ってるのと、使ってない写真を撮って、どっちの雰囲気が好き?って感じで。
顔に直接当てない
カラーフィルターを使用して撮影する場合、基本的には顔に色が入らない方が良いです。
メイクがわからなくなったり、レタッチが大変だったり、気に入らなかったりする事が多いです。
※あえて顔に色を入れるパターンもあります。
おすすめカラーフィルター
自分が持ってるストロボに合わせたカラーフィルターを用意しましょう。
クリップオンタイプのストロボを使っている人が多いと思うので、その場合はこちらがおすすめです。
20色入っているので、様々な環境に合わせることができます。
私はこれを2つ買って使ってます。
1つだけだと同じ色で左右から当てたい時に足りないので、2つあると非常に便利です。
ストロボに固定するゴムも付いてます。
【まとめ】コスプレ撮影ライティングのコツ【カラーフィルター編】
- カラーフィルターを使う事で色んな世界観を表現する事ができる
- 使いまくれば良いってわけじゃない
- 光の当たる角度に注意する
1000円ぐらいで買えちゃうので、是非試してみて下さいね。
それでは良いコスプレライフを!
今回のモデルはくろさん(@kuro_7n )
今回のスタジオはハコスタジアム大阪でした。
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