海でのポートレート撮影はフィルターを使うのがおすすめ

こんにちは、Nariです。

春は桜、夏は海、秋は紅葉、冬はイルミネーション。

『ポトレ行きませんか?』

桜ポトレは残念ながらコロナで行けず、もんもんとしてる今日この頃。

でも過ぎてしまったことは仕方ない。

今から備えるんだ。

そう、海ポトレだ。

白い雲、青い海、そして白いワンピースと制服とポカリ。

この一大イベントを攻略する方法を今回は伝授しよう。

覚えておくことはこちら

  • 最適な季節は5月~7月上旬
  • ハイスピードシンクロとNDフィルター
  • 太陽とモデルの位置関係

これらを覚えておけば、海での撮影はある程度戦える。

では具体的にどうやっていけばよいのか紹介するよ。

それでは早速いってみよう!

 

目次

海ポトレに最適な季節

海ポトレ?いつやるの?そりゃ夏本番の7月8月でしょ!

それ、なかなか大変です。

夏にやりたいのはわかる。
わかるけども、色々と面倒な事が多い。

特に8月の撮影は注意だ。
暑すぎて撮影にならない。

正直30分撮影できれば良い方だ。
熱中症対策にも気を使う必要がある。

8月撮影デメリット

  • 暑い
  • 化粧が落ちやすい
  • 人が多い
  • 熱中症になる可能性が高い

 

じゃあいつ撮影すれば良いのか?

それは5月~7月上旬ぐらいまでが狙い目だ。

特に6月は適度に涼しく、人もまだ少ないわりに、
夏っぽい雰囲気を出しやすい。

6月撮影のメリット

  • 適度な気温
  • 人が少ない
  • まったり撮影ができる

唯一のデメリットとすれば、6月は雨が多い事ぐらいだろう。
天気に恵まれない場合は、それはそれで良い。

海ポトレをやめて、雨ポトレに切り替えれば良いだけの事だ。

 

青空も撮りたいし、モデルの顔も明るくしたい

普通に海で撮影をすると、顔は盛れたが、空が真っ白で、夏の雰囲気が出ない。

ではどうすれば、顔も明るくて、青空も撮る事ができるのか?

答えは簡単、ストロボを使うのだ。

ただ、海での撮影は非常に明るい環境で行われる。

モデルを際立たせるために、絞りを1.4や2.8にすると、
シャッタースピードは1/2000や1/4000のように早くしないと、
真っ白な写真ができてしまう。

その際、通常の設定ではストロボは動作しないのだ。

ではどのようにすればストロボを使う事ができるのか?
まず第一にハイスピードシンクロだ。

 

ハイスピードシンクロ

これはストロボの機能の一つだ。

ストロボ撮影では、1/250よりも早いシャッタースピードでは撮影ができない仕様になっている事が多い。
そのリミッターを解除できる。というような認識で十分だ。

原理なんて覚えなくて良い

ストロボがめっちゃ頑張って、早いシャッタースピードでも光ってくれるんだ。

設定の方法は自分が使っているカメラとストロボのハイスピードシンクロ設定を参照してみてくれ。

ハイスピードシンクロを設定したらできる事。

  • シャッタースピードを1/250よりも早くできる
  • 屋外で顔が盛れる

ハイスピードシンクロの注意点

ハイスピードシンクロを使用する上で、非常に重要な事がストロボの性能だ。

GN(ガイドナンバー)という数値があるが、これが大きい程、明るく撮れるのだ。

例えば下記の設定で撮る。

  • 絞り2.8
  • シャッタースピード1/4000
  • ISO100

ストロボを1/1に設定して撮ってみると…。
空は青いが、顔が暗い。

ハイスピードシンクロにして、撮影時にストロボが光っているにも関わらず、
顔が暗いのだ。

この原因はGNが小さいせいだ。
ストロボの性能の限界なのだ。

ではどうすれば解消されるのか?

  • GNの大きいストロボを用意する
  • シャッタースピードを遅くする
  • 絞りを小さくする
  • ISOをあげる

まずは、単純に高いストロボを用意しておけば、早いシャッタースピードにも対応できる。

高いストロボを買うのが難しい場合は、シャッタースピードや絞りで調整するしかない。
ただ、カメラ設定を変えてしまうと、自分が望んでいた写真が撮れない可能性がある。

じゃあどうすれば良いのか?

そんな時には、もう一つの手段で戦ってみよう。

それがNDフィルターだ。

 

NDフィルター

NDフィルターはレンズに装着するアイテムだ。

NDフィルターを付けるとどうなるのか?

暗くなるのだ。

ん?暗くなるとどうなるの?

今までの海撮影の問題は何だった?

絞りを1.4や2.8にすると明るすぎたからシャッタースピードを早くしたんだよな?

頭のいいあなたならもうわかっただろう。

なるほど!わからん!

…そう、NDフィルターを使えば、シャッタースピードを遅くできるんだ。

シャッタースピードが遅くなるとどうなるか?

ハイスピードシンクロを使わなくても、
ストロボ撮影ができるんだ。

ハイスピードシンクロを使わずにストロボを使えるとどうなるか?

ストロボがめっちゃ頑張らなくても撮影することができるんだ。

つまり、今持ってるストロボでもいい感じに撮影する事ができるかもしれないんだ。

NDフィルターの使い方

レンズに付けるだけ。

なんだけど、レンズの口径にあったものじゃないと付けれません。

自分が使ってるレンズが何mmなのか確認してから買いましょう。

NDフィルターの種類

NDフィルターはどれぐらい暗くするか選べます。

2、4,8、16という数値があって、
大きい程暗くなります。

海で使用するなら、
8あたりがオススメ。

可変式NDフィルターについて

通常のNDフィルターはどれぐらい暗くするかの数値を変える事ができません。

そのため、4や8や16など、状況に合わせて、取り換える必要があります。

可変式NDフィルターはなんと1枚で2~32など、数値を変える事ができる優れものです。

ただ、通常のNDフィルターより性能が良くなかったりする場合があります。

単焦点レンズとズームレンズのような関係性ですね。

太陽とモデルの位置関係について

屋外での撮影は太陽との戦いでもあります。

自然光を制するものが屋外を制すると言っても過言ではないでしょう。

海ポトレで注意する点としては、

  • 逆光は盛れるが空が白くなりやすい
  • 青空を綺麗に撮りたいなら斜光
  • 頼むから順光はやめてあげて

それぞれ簡単に解説する。

逆光について

逆光は盛れます。

いい雰囲気になりやすいです。

顔に直接光が当たっていない為、影が出にくく、
ストロボやレフ版で調節しやすいです。

ただ、海ポトレでの逆光は青空が撮りにくいです。
太陽があるので明るすぎるからね。

斜光について

斜めに入る光だと、青空も綺麗だし、モデルも顔の向きを注意すれば、
うまく撮影する事ができます。

程よくバランスがとれる撮影ができます。

順光について

眩しい。
ほんとにやめてあげて…。

モデルが大変です。

 

海ポトレまとめ

  • 海ポトレするなら6月頃が狙い目
  • ハイスピードシンクロかNDフィルターを使おう
  • NDフィルターは8ぐらいがおすすめ
  • 順光で撮るのはやめよう

自然光とハイスピードシンクロとNDフィルターを理解できれば、
屋外撮影でめっちゃ役に立ちます。

海だけでなく、プール撮影でも同じように活用できるので、
是非夏に向けて練習しておきましょう。

それでは良い撮影ライフを!

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この記事を書いた人

Nari(なり)
〖コスプレ写真の撮り方〗を発信
▹コスプレ撮影7年目
▹個人向けコスプレ撮影サービス実施中
▹ハコアム大阪カメラサービス担当
▹陰影のある写真が得意

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