こんにちは、Nariです。
そんな悩みを持つ人へ、コスプレ撮影におけるストロボの簡単な使い方を紹介します。
- ストロボの簡単な使い方
- ストロボ光量の調整方法
- ストロボ使用時のカメラの設定方法
ストロボの簡単な使い方
ストロボの使う流れを紹介していきます。
【完成写真】
まず最初にする事はストロボを使わずに、全体の明るさを決めます。
具体的には撮影するブースの装飾のLEDや、天井の蛍光灯の光を使うか使わないかです。
今回の写真の場合、ゴシックブースに合わせて、シャンデリアや装飾の光が綺麗なので、それを使います。
【赤丸の照明が綺麗に写るように設定する】
- シャッタースピードは1/60~1/200の間ぐらいで手ブレしない速度に調整しましょう。
- 絞りは背景をぼかしたい場合はそのレンズの最小値で設定しましょう。
- ISOはシャッタースピードと絞りを決めてから、好みの明るさになるように調整しましょう。
【モデルさんがいない時のイメージ図】
ストロボを何灯使うかは、自分がどんな写真を作りたいかによって変わります。
最初は1灯か2灯のライティングを練習しましょう。
①メインライト用のストロボ
60×60㎝のソフトボックスを装着して、顔の高さに合わせる。被写体からは1mぐらい離す。
②背景用のストロボ
青のカラーフィルターを装着して床に設置。背景が青色に染まって雰囲気が出る。
ストロボの光量はコマンダーで調整します。
【例】Nissin Air10s
スマホとBluetoothイヤホンのように、設定すれば、ストロボとコマンダーが無線で接続でき、コマンダーで光量が調整できます。ここに表示されている1/8とか1/32がどれぐらい明るく光るかを示しています。
1/1が一番明るいです。
カメラの設定値によって、ストロボの光量がどれぐらい必要か変わります。
明るさの設定で迷う人は、1/16でスタートしましょう。
まずは1/16でストロボがどれぐらいの明るさで光るのか?を確認してみましょう。
明るくしたい場合は1/8⇒1/4と上げていきましょう。
暗くしたい場合は1/32⇒1/64と下げていきましょう。
調整時に注意する事は、ストロボが発光したことによる環境光への影響です。
ストロボを使用しない時に撮った環境光は完璧だったのに、ストロボを使うと明るすぎて、シャンデリアなどの光が上手く撮れない。
なんて事はよくあります。
これを解消する方法としては、ストロボを向ける角度を調整する事です。
できる限り光を環境光に影響させず、モデルにだけ、もしくは当てたい所にだけ向けるようにします。
好みの明るさに調整できたら、あとはより良い構図で撮影するだけです。
撮影する角度、コスプレイヤーさんの顔の向きによって光のあたり方も変わるので、ストロボの位置を再調整したりして最高の一枚を撮影しましょう。
説明されてもよくわからない!って人へ
もっと汎用性のある簡単な方法はこちらです。
カメラのシャッタースピード
慣れないうちはまず1/125に設定して、ストロボを使ってみましょう。
手ブレや被写体ブレがしにくく、それなりの明るさで撮れる設定値です。
絞りとISOは状況に合わせる
状況に合わせるって言われてもわからない!
という人が多いと思います。こればっかりは経験していくしかないんですが、だいたいこれぐらいという目安の数値はこちらです。
まずはこれで設定して、そこから欲しい明るさや、ボケ具合などを調整していきましょう。
単焦点レンズを持っている場合は、F2.0に設定しましょう。
【まとめ】ストロボの設定と簡単な使い方
- ストロボを設置する前に環境光を綺麗に撮る
- シャッタースピードは1/60~1/200
- 絞りは最小値かF4.0からスタート
- ISOは最後に上げる
今回のやり方が絶対的な正解ではないです。
撮影する環境、求める写真によって設定値などは変わります。
慣れてきたら自分なりの設定方法が身につくので、とにかく撮影の経験を積みましょう。
それでは良いカメラライフを!
今回の写真のモデルはくろさん(@kuro_7n)
コスプレ写真の撮り方解説本を作りました
「ストロボは買ったけど、上手く撮れない」
「そもそもどうやったら綺麗に撮れるの?」
そんなコスプレ撮影のお悩みを完成写真の「カメラ設定」と「ストロボの配置写真」で解説。そのまま真似するだけで、簡単に同じような写真が撮れます。