こんにちは、Nariです。
初めてのイベント撮影ってどうしたら良いか不安ですよね?
そんなイベント撮影初心者の人へ、イベント撮影で必要な機材とマナーをお伝えします。
これを読めば、あとはイベント撮影を楽しむだけ!
先に結論
- 一眼レフカメラとレンズを用意(スマホは微妙)
- ストロボ1灯+ディフューザーがあると綺麗に撮れる
- レイヤーさんを勝手に撮らない、撮影許可をとる
- データは絶対に送る
- 撮影したデータを勝手にSNSへ掲載しない
イベントの種類に合わせた機材
全国で色んなコスプレイベントがありますが、イベントによって必要な機材が変わってきます。
だいたい大きく3パターンに分けます。
- 大型コスイベ
- 中型コスイベ
- 専属でいく屋外イベント
今回はそれぞれ具体的にどのような機材が必要か紹介します。
そもそもカメラ、ストロボ、ディフューザーってわからない!オススメある?って人は詳しく紹介している記事をご確認下さい。



それでは早速いってみよう!
大型コスイベに必要な機材(ビッグサイトや幕張メッセ)
ビッグサイトや幕張メッセで行われるイベントはめっちゃ混んでるので、機材は必要最小限に抑えた方が良いです。
機材制限もあるので、イベント規約をよく読んで参加しましょう。
- 広角も望遠もできるレンズ
- ストロボ1つ(無線接続)
- ストロボ用のディフューザー
- レフ版
コミケレベルのレンズについて
めちゃくちゃ混んでいるので好きなように距離を取って撮影ができません。
レイヤーさんとの距離はだいたい1~3mぐらいです。
レンズは24-70mmぐらいのズームレンズが使いやすいです。
24㎜あたりで全身、50~70㎜でバストアップの写真が撮れます。
囲み撮影では、レイヤーさんとの距離がさらに離れるので、85㎜以上の望遠レンズがあると便利です。
超有名レイヤーになると、200~400㎜の超望遠レンズがないと、まともに撮影できない事もあります。
また撮影中のレンズ交換はしない方が良いので、どうしても複数のレンズで撮影したい場合は、ボディを2台用意しましょう。
コミケレベルのストロボ関連
1つのストロボを手持ちで撮影するスタイルが主流です。アシスタントをしてくれる人がいれば2つ使ったりもしますが、知り合いのレイヤーさんでもない限り、時間をかけて、ライティングをしてる暇はありません。
ディフューザーは折りたためる小型なものが便利です。

中型コスイベに必要な機材(TFTやアコスタ)
コミケレベルのイベントに比べると撮影スペースに余裕があります。イベントによってはライトスタンドOKなとこもあるので、より高いクオリティを目指すなら、検討しましょう。
- お気に入りレンズ(24㎜~135㎜ぐらいまでの間)
- ストロボ2つ(無線接続)
- 折りたためるディフューザー
- ライトスタンドを使うならソフトボックスもOK
- レフ版
中型コスイベのレンズについて
比較的自由に距離が取れます。
(イベントによっては混んでますが)
なので、自分の好きなレンズで勝負しましょう。
特に単焦点レンズで撮影するのがおすすめです。
24㎜、35㎜、50㎜、85㎜あたりが良いでしょう。
わぁ!この人の写真他のと違う!みたいな感じが出せたら、次の撮影に繋がりやすいです。
中型コスイベのストロボ関連
コミケレベルと同じく手持ち撮影が主流ですが、三脚(ライトスタンド)OKなコスイベだと、三脚にストロボをつけて撮影できます。
初めて行く場合、ディフューザーはコミケレベルで紹介した小型タイプが良いでしょう。
撮影に慣れてきたら60㎝×60㎝のソフトボックスを三脚につけて撮影するのが良いでしょう。
ディフューザーは大きい方が綺麗な光を当てやすいので、より綺麗な写真が撮れます。
※屋外で三脚を使う際は風で倒れないようにカバンなどでしっかり対策しましょう。

専属で行くコスイベの場合
専属で撮影に行く場合は、規約上OKな機材は持っていきましょう。
レイヤーさんが複数人の場合は、レフ版の補助など、アシスタントをお願いできます。
- その日のシュチュエーションに合わせたレンズ
- 規約OKな数のストロボ、ライトスタンド、レフ版、カラーフィルター
専属の場合は時間がたっぷりあります。
その代わりレイヤーさんからの要求も高くなるので、どんな撮影でもできるよう、準備しておいて下さい。
規約は本当にしっかり読んで!
何度も言いますが、規約は絶対読んで下さい。
規約違反で次回のコスイベが開催されない場合もあります。
コスプレイベントごとに規約を読んで、規約に沿った機材でレイヤーさんを綺麗に撮りましょう。
イベントで綺麗に撮る事ができたら、スタジオでの撮影につながります。
イベント撮影のマナー
いざ撮影となったら緊張しますよね。わかりますよ。私も初めての時はドキドキでした。
でも大丈夫です。基本的にレイヤーさん優しいです。正直に、初めて撮影するんですって言っても良いかもです。
それでは、撮影するときにやった方が良い事をご紹介します。
- レイヤーさんのコスネーム、キャラ名が書いてる紙を確認する
- 撮影する前にカメラの設定をある程度決める
- まずは挨拶と気遣い
- テスト撮影は2,3枚ぐらいまで
- 撮る前に掛け声をする
- ポージングの変更をお願いする
- あと5枚お願いしますと言う
- お礼とSNSなどの掲載について確認する
レイヤーさんの自己紹介文を確認する
レイヤーさんは自分の足元とか、スーツケースの上に、
スケブとか、メモ帳で自己紹介文を書いてくれています。
これは事前に確認しておきましょう。
- コスプレイヤーさんの名前
- 今日やってるコスのキャラ名
- TwitterなどSNSのID
- データの利用について
撮影する前のカメラ設定
撮影前に適切な明るさで撮れるように設定しておきましょう。
屋外での撮影は瞬時に適正な明るさにするのが難しいので、どんな設定にすれば良いかわからない人は、慣れるまでオートモードで撮ってレタッチする方が良いですね。
ちなみに列に並んでる途中で、明るさ調整の為にレイヤーさんを撮るのはNGです。
なので自分の手や、物を被写体にして適正な明るさになるよう調整してみましょう。
まずは挨拶と気遣い
①列ができて並んでいた場合⇒『撮影よろしくお願いします。休憩しなくても大丈夫ですか?』
長時間撮影しているレイヤーさんは疲れています!衣装、ウィッグの乱れがあれば教えてあげると良いですし、特に夏場は水分補給大丈夫ですか?と声掛けするのも大切です。
②列ができてない場合⇒『今お時間大丈夫ですか?もしよろしければ撮影させて頂けませんか?』
まずは元気にお声がけしましょう。撮影OKだったら気合い入れて撮影しましょう。
最初の撮影だと、衣装の準備やウィッグの手直しなどレイヤーさんも確認する事があるので、その間にカメラ設定を完璧にしておきましょう。
ただ、声をかければ絶対に撮影できるわけではありません。
撮影目的で来ている人もいれば、レイヤーさんと交流目的来ていてで知らないカメラマンには撮られたくない人もいます。
テスト撮影は2,3枚ぐらい
最初に1枚テスト撮影をしましょう。
並んでる時と環境が変わってたり、変な設定になっているかもしれません。
その際は、『明るさのテストで1枚撮らせて下さい』と一声かけましょう。
問題なければ、『ありがとうございます。それではお願いします』と言って撮影を始めましょう。
もしダメだったら、3枚目ぐらいまでは調整しても良いですが、
それ以上は、後ろの列で待ってる人や、レイヤーさんの時間も奪うので、
あきらめて、そのまま撮影して、後で加工しましょう。
瞬時に適切な明るさに設定するには慣れが必要なので、
家や近所で風景や物を撮ったりして練習しましょう。
撮る前に掛け声をする
『ハイ!チーズ!』
なんでチーズっていうんですかね?皆さん撮影する時には掛け声ありますよね。
コスプレ撮影の時も一緒です。
『321で撮りますね!』『321』パシャ『321』パシャって感じが無難です。
ただ、イベントだと周りがうるさくて自分の声が聞こえない事もあるので、声量に注意して下さい。
ポージングの変更をお願いする
何枚か撮影していると、ずっと同じポーズのままの事があります。経験豊富なレイヤーさんだと、1枚ごとにポーズを変えてくれたりもしますが、そうでない事の方が多いです。
理由は簡単
レイヤーさん『まだこのポーズで良い写真が撮れてないのかな?』
カメラマン『ポーズ変えないな。でもどんなポーズお願いしたら良いかわかんない』
ってパターンです。
そんな時は、カメラマンから『次のポーズお願いします』とか『いい感じに撮れたんで、違うポーズとかありますか?』などです。
ただレイヤーさん側も『どんなポーズして良いかわからないよ』『もうポーズやりつくしたよ』って事もあります。
お互い良い感じに思いやりながら撮影しましょう。
ポージングのお願いで控えたほうが良い事を紹介します。
- 夏のコンクリートで座り、しゃがみ
- 過度なローアングル
- 笑わないキャラなのに笑顔要求などキャラに合わないもの
あと5枚撮ります!と伝える
撮影時間は1~3分が適切です。
レイヤーさんは撮られ続けると、ポージングも尽きますし、何より『この人いつまで撮るの?』って思います。
なので、『あと5枚おねがいします』など、あと何枚撮るか伝えてあげましょう。
これによりレイヤーさんはラスト5枚、最高のポージングをしてくれます。
そもそも撮影枚数制限をしているレイヤーさんもいますので、その場合はしたがって下さい。
お礼とSNSなどの掲載について確認する
撮影が終わったら『ありがとうございました』とお礼を言いましょう。
そして颯爽と去る…のはいけません!!!!!!!!
撮影したデータについて確認しましょう。
スケブに記載している場合はスケブの写真を撮る。
SNSがわからない場合は、レイヤーさんに『データ送りたいのですが、Twitter教えて頂けますか?』と聞きましょう。
データのやり取りの主流は『TwitterのDMにギガファイル便で送る』です。
ざっくりコスプレ撮影イベントの機材とマナーを紹介しました!
ルールやマナーを守って撮影を楽しんで下さいね!
それでは良いコスプレ撮影ライフを!